【社長室コラム】時代は変わる。僕らは…01
変わる世界、進化する会社。変革期の流れをつかもう

【社長室コラム】時代は変わる。僕らは…01  変わる世界、進化する会社。変革期の流れをつかもう

社員のみなさんに伝えたいことや、
ちょっと知ってほしいことを、
桑原社長の言葉でお届けします。

時代が大きく変わっている、今自分たちがその最中にいるということを意識することはありますか?
アナログからデジタルの時代になって、生活が変わっていっているなという感覚はみなさん漠然とあると思います。
それって想像以上に大きな変化なんですよね。ツールが変わるというだけの小手先の変化じゃなくて、そもそもの「価値」が変わっていっているんです。

デジタル化でオープンになる時代

世の中の物事がすべて正常化していく流れとデジタル化はすごく相性がいいんです。
物事が曖昧なままではデータ化できません。色んなことがデータ化されていくことで、曖昧なことや、なーなーなことが成立しなくなり、どんどん白黒がはっきりした世界になっていきます。
デジタル化が進むというのは、今まで隠されていた情報がどんどんオープンになっていくことでもあります。
企業は持っている技術をこっそり隠し持つのではなく、オープンにしていくことで新たな価値を見出します。
それはオープン・イノベーションの考え方にも繋がっていきます。

オープン・イノベーションとは
組織内部のイノベーション促進のため、外部の資源を活用して自前主義から脱却すること

「デジタル化でオープンになっていく」といえば、多様化についても同じです。
SNSなどのデジタルツールが普及することで一気に多様化は加速しました。
「世の中にはこんな人がいるんだ」「こんな考えの人がいるんだ」という気付きがデジタルツールによって急速に広がりました。
このように今まで隠れていたことがハッキリと見えるようになることは正常化におけるひとつの現象ですが、それがデジタル化によって見える化されているのです。

グローバルビジネスを考える時

今、日本ではほとんどの企業が世界ではなく日本国内を見てビジネスをしています。だからどうしても世界から遅れてしまう。
ならどうする?と考えたら答えは簡単で、ビジネスを全世界に向けることが正しい動きなんです。
今はもう、日本の企業がグローバルなビジネスを考えないといけない時代。デジタルを軸にした新しいビジネスを世界に向けて展開していくことを、もっと日本の企業は考えないといけない時期なのです。

変わる時代の中でTDグループは

TDグループのこれからは、ビジネスをグローバル化していく方法を模索する時代になると思っています。TD グループの仕事のほとんどはエリアを問わず仕事をしていて、日本全国に向けての視点はすでに持っています。
でもそれだけだと、10年後は良くても20年、30年後は生き残っていけない。これからの数年はグローバル化に向けたチャレンジをしていく数年になると思います。
具体的に考えているグローバル化計画の一つが、FRICS Fabです。
日本のモノづくりは世界からリスペクトされているので、モノづくりの強みをデジタル化で輝かせるというFRICS Fab の取り組みは世界からも魅力的に映るはずと期待しています。

FRICS Fabとは
東洋電装 制御盤システム事業が展開する、マスカスタマイゼーションによる多品種少量生産へのアプローチの中で発生する課題をデジタルツインによって解決する取り組みやサービスのこと

従業員のみなさんへ

日々色々な新しい取り組みやプロジェクトがスタートするTDグループの日常として、社内でのデジタル化やDXの空気は従業員のみなさんも感じていると思います。「なんか新しいことやってるなぁ」って。
その背景には、大きな変革の波があるということが少しでも伝わったなら幸いです。