東洋電装グループ
2025年度 経営方針発表会【社内行事】

6月は東洋電装グループにとって新たな年度の始まり。
今年も6月6日、広島国際会議場にて「2025年度 経営方針発表会」が開催されました。
この発表会は、グループ全体の方向性を確認し合い、社内外の関係者とともに未来を共有する場です。
昨年からは、よりオープンな姿勢で臨むべく、外部ステークホルダーにも公開する形で開催しています。
第一部|グループ・事業方針の共有
第一部では、グループの全体戦略や各事業の今後の展望について発表が行われました。

冒頭では桑原社長が登壇し、グループの成り立ちや各事業の規模感を、黎明期・成長期・拡大期・成熟期の4つのフェーズに分類しながら解説。
社員一人ひとりが、自分たちの事業が今どの位置にいるのかを改めて認識する時間となりました。

続いて、今後のビジョンとして打ち出されたのが「TDプラットフォーム」の構想です。
これは、グループ内の各事業・子会社に共通する機能(バックオフィスや技術資産など)を集約・統合することで、より強固で効率的な土台(プラットフォーム)を構築し、事業の競争力を高めていくという取り組みです。
このビジョンの実現に向けて、2025年度のキーワードとして掲げられたのが
「すべての仕事をトッププロレベルに!」
この言葉には、業務の質を極限まで高め、世界に通用するグループへと進化する覚悟が込められています。
そしてこのキーワードを体現するためのクレドとして、
「スピード」「技術」「ユーザー視点」
の3つの価値観が提示されました。
会場では、社員一人ひとりが、その指針を自分ごととして捉え未来を切り拓く意志を新たにしました。

社長講演に続いて登壇したのは、各部門の責任者3名。
財務(CFO)、人事労務(CHRO)、社内オペレーション(COO)それぞれの立場から、組織基盤を支える部門の現状と課題、そして今後の方針が語られました。



グループ全体の変革を支える屋台骨として、いかに業務を高度化・効率化していくか。部門横断で取り組むべき課題が改めて浮き彫りになりました。
その後は、各事業の責任者が登壇。
2024年度における成果の振り返りとともに、2025年度以降の目指すべき方向性や成長戦略を共有しました。

それぞれの現場で試行錯誤を重ねながらも着実に前進してきた足跡が語られました。
第二部|TD TECH Award 2025
東洋電装グループを支える根幹の一つ、それが「技術力」です。
その力を称え、さらに未来へと進化させていくための取り組みとして、今年新たに「TD TECH Award」が発足しました。
初回となる今回は、グループ内で特に注目された3つの技術・製品がノミネートされ、紹介されました。
- ETC設備 納付書発行装置
- 高速道路を現金で利用した際の後払いが、コンビニ等で可能になる仕組みです。
料金所の無人化や渋滞緩和に加え、運営側の管理業務の効率化にもつながることが期待されています。
- CSモニタ<ライト>(タッチパネル式デジタルアンケート端末)
- スタンドアローンで設置可能なコンパクト端末。
導入企業が自由に2つの設問を設定できる柔軟さがあり、さまざまなシーンでの活用が期待されています。
- MAMORUNO「AI介護士機能」
- 介護見守りロボット「MAMORUNO」に新たに実装予定のAI機能です。
利用者の行動変化を検知し、施設スタッフへ分かりやすく通知。現場の負担軽減と対応の質向上が見込まれています。
現在は「ひろしまAIサンドボックス」に採択され、開発・実証が進められています。

どのプロジェクトも、発表者だけでなく、製品・システムの開発や運用に関わった多くのメンバーの努力が結晶となった成果です。
全員でその成果を讃え合う時間となりました。
第三部|ワールドカフェで語り合う、私たちの「行動」
今回初の試みとして実施したのが、「ワールドカフェ」形式のディスカッションです。
これは、トークテーマに沿って自由に意見を交換し合うことで、相互理解の促進や新たな気づき・アイデアの創出を目的とした対話型セッション。
テーマは、
1ラウンド15分の対話を、テーブルメンバーを変えながら計6回実施しました。

はじめは戸惑い気味だった社員たちも、ラウンドを重ねるごとに笑顔が増え、積極的な意見交換が展開されていきました。
ラウンド終了後には、各テーブルからのフィードバック発表も行い、多様な視点からの意見を吸収できる貴重な時間となりました。
会の最後には、参加者全員で記念撮影を行い、2025年度の新たなスタートにふさわしい節目となりました。
