旅行先における医療・介護での柔軟な対応を行えるような体制を構築
【業務連携】
株式会社ZIPCAREは、病気で “旅行” を諦めていた全ての人が、医療の力で安心して安全に旅行ができる環境づくりを目指す会社『トラベルドクター株式会社』と業務連携を開始しました。
見守り介護ロボット「まもる~の」を活用いただき旅行先での在宅医療・在宅介護において、より柔軟な対応を行える体制を構築します。
業務連携の社会的背景
年間140万人が亡くなる中、約100万人が “病室のベッド” で最期を迎えています。
つまり75%の方々が最期にみる景色は “病室の天井”です。
持病によって旅行を諦めている人が多くいる中で、旅行を実現するためには、医療的なサポート体制が必要となっています。
さらに2025年には約800万人の団塊の世代が後期高齢者となり、国民の4人に1人が後期高齢者という超高齢化社会を迎えます。
重度な要介護状態となって自分らしい暮らしを人生の最後まで続けることができるよう、
厚生労働省が提唱する「住まい・医療・介護・予防・生活支援が一体的に提供される地域包括ケアシステムの構築」を実現するため、
「医療×旅行×介護」の連携が必要となります。
在宅向け見守りロボット「まもる~のONE」
離れて住む家族の不安や、老老介護による不安を少しでも軽減するため、在宅介護における見守りの課題を解決する介護ロボットです。 家族だけが「親の介護負担」を全て背負うのではなく、ご本人の介護に携わる多くの方々が『まもる~の』のデータを活用し、ゆる~く見守ることで「その時に、助けられる人が助けて、支えあう」新しい見守りのカタチを実現します。
持ち運びに便利なコンパクトな設計のため、旅先でも気軽にご利用ができます。
また、使用感を感じさせないデザインで違和感のない旅行体験を提供いたします。
トラベルドクター株式会社 様 コメント
諦めていた旅行を叶える医師のつくる旅行会社「トラベルドクター」として、これまで実現が難しい終末期患者や重度のご病気を抱える方の願いを叶えます。
客室内での滞在中や夜間対応など、これまでは同行スタッフが必要だった見守りをZIPCARE社と連携することで、ご旅行者にとってより体験価値の高い旅行の実現を目指します。
今後の展望
旅行先での体験がさらに特別なものにするべく、トラベルドクター社の提供する病気で諦めていた旅行を叶えるサービスと、ZIPCARE社が提供する見守りデータや通知をもとに、最適なタイミングでの医療的ケアの提供ができる体制を構築して参ります。
また両社の垣根を超えて新たな「医療×介護×旅行」の在り方を実現するため、実証実験などを通して新たな取り組みを行っていく予定です。