【SPECIAL TALK】社内報100号記念対談 社内報について語ろう!

【SPECIAL TALK】社内報100号記念対談 社内報について語ろう!

桑原社長と社内報制作担当の戸谷さんに社内報の歴史や役割、込められた想いについて楽しく語ってもらいました。

社内報のはじまり

戸谷:どうですか?まず100号まできた感想は。
社長:まさかの100号だよね。
戸谷:2015年からですからね。8年と聞くとびっくりしますよね。
社長:最初はWordで作ってたよね?
戸谷:そう、しかも最初はコピー用紙で。
社長:ページ数も少なかった?
戸谷:当時は4ページでした。一回、スペシャル号的な扱いで8ページにしてみたらそれが「ええやん」ってなって、それ以降8ページが定着しました。その時は「毎月8ページかよ」って思いましたね(笑)

スペシャル号な予定だったため「たまごとじ大盛」と称されていましたが、以降8ページが定番になりました

社長:「たまごとじ」っていう名前は確か社内公募したんだよね。結構応募があった気がするけど。
戸谷:結構渋いネーミングもあって面白かったですよ。
社長:他に良いやつなかったよね?
戸谷:私が言うのもなんですけど、あんまりなかった(笑)
社長:なかったよね?(笑)
戸谷:そもそも社内報を始めようと思ったのは、どんな考えからですか?
社長:まず会社がやってることをもっと社員に知ってほしかったんだよね。すごく面白い仕事をしているのに、その認識にギャップがあった。社員にも社員の家族にも、会社のファンになってほしかったのがきっかけかな。当時よく人が辞めていた時期だったし。
戸谷:なるほど。そういう背景もあるんですね。
社長:あと社内で「あの人は何をやってる人か分からない」ということが多くて。当時は特に、コミュニケーションが苦手なメンバーが多かったから、そのサポートになればというのもきっかけだね。

広がる社内報の役割

マーケティングチーム デザイン担当
戸谷さん

社内報を作ってる人
「たまごとじ」の名付け親

戸谷:もともとは社内広報という目的だったけど、今では社外向けのコンテンツも兼ねていますね!
社長:本当に色んなプラスになってるよ。一石二鳥にも三鳥にもなってるね。会社のブランディングに一役買ってるよ。
戸谷:社内報とはいえ、かなり昔からwebサイトで公開してますからね。
社長:社外の人と会った時に「社内報見たんですけどすごいですね」って言ってくれる人が結構いるよ。
戸谷:ありがたいですね。
社長:他の会社もやったらいいのになぁ。
戸谷:立ち上げ期は大変でしょうけど、社内報自体はすごくいいコンテンツですからね。
社長:これからは特に会社のブランディングが大事な時代だからね。
戸谷:web サイトで公開することって、採用においてもかなり効果的ですよね。ここ数年で、入社前にwebで社内報を読み込んだって言ってくれる人が増えました。
社長:面接しててよく社内報の話がでるよ。「社風がよくわかる」って。でもそれを聞いてギャップがあっちゃいかん!とも思う(笑)
戸谷:たしかに!全てを見せているわけじゃないですからね。
社長:そうそう(笑)だから面接では、みんながみんな和気あいあいで仕事してるわけじゃないよ、ということも伝えるようにしてる。
戸谷:それはその通りですね。
社長:どっちかというとみんな真面目で、オタクみたいな人が多いから。

社内報という文化

桑原弘明
代表取締役社長

社長:社内報では顔出しが当たり前だけど、昔は「顔出しNG」の人もかなりいたよね。
戸谷:当時は大変でしたね。
社長:今は入社前に社内報を読む人が多いから、載ることありきでみんな入社してるからね、特に新卒は。
戸谷:入社したらまず「NewFace紹介」で載りますし。昔よりかなり協力的で取材とかネタ集めはやりやすくなりました。文化になってる感覚はかなりありますね。
社長:継続の成果だね。
戸谷:最近はインタビューの依頼で声をかけても断られることが減りましたし、「とうとう僕のところにきたか」みたいなことを言われたり(笑)
社長:おもしろいなぁ、まさに文化!

家庭と社内報

社長:社内報のおかげで家族のファンは絶対増えてると思う。
戸谷:それは本当に嬉しいです。
社長:家で会社の話をしなくても、家族が勝手に知ってくれるという楽さがあるんだよね。
戸谷:私の親は、知らない間に東洋電装の社員の名前覚えてますよ。木原さんとか山根さんとか(笑)
社長:まじか(笑)僕の場合は家で「会社でこんなことがあって」なんて奥さんに絶対話さないし、親になんてもってのほか。
戸谷:そうですよね。
社長:だから社内報を通して勝手に知ってもらうことで、あれこれ聞かれなくて助かるんだよね。
戸谷:家庭では仕事の話をしないようにしてる人もいるし、仕事のことを聞かないように気を遣ってる家族もいるはず。「黙って知る」というツールでもあるんですね。

伝わる社内報であるために

社長:社内報ってやっぱり文章が大事だと思うんだよね。そこが一番難しいんじゃないかって思う。だからそこは気を遣ってるんじゃない?
戸谷:そうですね。たしかに読みやすい文章になるように気を付けてますね。
社長:うちの社内報の評価のポイントってそこが結構大きいと思う。みんな読みやすいって言ってくれるよ。一般的な社内報ってもっと文字だらけで読みたくなくなることも多いし。
戸谷:社員はもちろん社員の家族が読むので、分かりやすくて頭に入ってきやすい文章になるように心がけてます。
社長:昔より文字数減ってるよね?
戸谷:たしかにそうかもしれない
社長:今の社内報はパパっと読めるし、視覚で頭に入ってくる感じだよね。
戸谷:100%の情報量をたくさんの文字数で載せるのか、本当に伝えたいコアな部分だけを20%の情報量で載せるのか、って考えたときに社内報では後者がいいのかなと思ってます。回を重ねる内に自然とそうやって文字数が減っていったんでしょうね。いい変化だと思います。
社長:文章量もそうだし、ガチガチな文章じゃないところも読みやすいポイントかな。
戸谷:文章にも親しみやすさってありますもんね。あえて話し言葉を使って身近な表現を意識することはあります。「ではない」は「じゃない」に、「やはり」は「やっぱり」にみたいな感じで。そこのバランスは難しいところですが。
社長:かたい文章は読んでて疲れる気がするし、今の感じはちょうどいいと思うよ。

社内報に社長がいない理由

社長:内容についてはほとんどおまかせでやってるじゃん。時々「この特集やって」って言うことはあるけど、ほとんどノータッチ。
戸谷:それって珍しいかもしれないですね。
社長:昔の大企業の社内報って、間接部門の社員が社長の顔色を伺いながら作ってる感じだった。「社長!巻頭メッセージお願いします!」みたいな(笑)
戸谷:社内報といったら社長メッセージは定番ですよね。
社長:毎号毎号載ってたりね。
戸谷:このあいだの号で社長のコラムが載りましたけど、それもうちの社内報ではかなり珍しくて、そもそも社長が登場しないですね。
社長:企画とかを考えるのも得意じゃないし、口出しするより任せた方がいいかなと思ってるんだよね。
戸谷:今度社長企画のコーナーやりますか。
社長:いやいやいや!ボロが出るからやめて。急にコンテンツの質が落ちたと思われたら嫌じゃん!
戸谷:今回の対談ってかなりレアな企画で。社長が登場することもレアだし、普段社内報作ってる私自身が表に出るのも多分ここだけです。
社長:この記事は誰が作るん?
戸谷:私が自分で書きますよ。
社長:それって難しいよね?
戸谷:それはまぁ。しかも今回かなり雑多な会話なので(笑)
社長:これは大変そうだ(笑)

大変でした!
今月も社内報を読んでいただきありがとうございます。100号まで毎月休まず続けてこられたのは社員のみなさんとご家族のみなさんのご協力のおかげです。本当にありがとう!
そしてこれからも社内報たまごとじをよろしくお願いします。 戸谷